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今日まで! H.P.E. 谷由起子の仕事 ラオス少数民族との布づくりに行ってきました。







吉祥寺outboundで今日まで開催の
"H.P.E. (Handcraft Promotion Enterprise)谷由起子の仕事 ラオス少数民族との布づくり”に行ってきました。



谷さんは、中国に隣接したラオスの北部ルアンナムター県に暮らし黒タイ族やレンテン族、カム族と
一緒に仕事をされています。
ラオスでも携帯電話や電気も普及しているそうですが、まだ自分たちの生活に必要なものを自分たちで作り、
工夫出来る力がある人達だそうです。
今日まで! H.P.E. 谷由起子の仕事 ラオス少数民族との布づくりに行ってきました。_b0198131_1092187.jpg
綿花から育て手紡ぎ手織り藍染めで黒タイ族の方達が作られている布。
これは二重になっていて、とてもとてもやわらかく風合いが良いです。
蚕も育て、絹織物も作られています。
とても質のよい物だと、自信を持っておっしゃっていました。



今日まで! H.P.E. 谷由起子の仕事 ラオス少数民族との布づくりに行ってきました。_b0198131_1094277.jpg
4~5歳の子供からお年寄りまで、レンテン族の方達が作られている刺繍の豆敷き。
100枚以上はあったと思うのですが、1枚1枚全部見てその中から選んだ2枚。
作った方によって大きさやデザイン、技量も様々ですが、日々の生活から生まれるデザインは
どれも少しユーモラスで愛おしくほっこりします。
左は近くで見かける動物達? 右は糸を紡いでいるところかな?



今日まで! H.P.E. 谷由起子の仕事 ラオス少数民族との布づくりに行ってきました。_b0198131_109356.jpg
カム族の方が作られている、葛を編んだ袋。
制作過程の映像を見せていただいたのですが、葛の葉の表面をこそげ落とし繊維を足のすねで撚って、
竹の細い棒を使って結び目を作り編んでいきます。
とても細い繊維で編んであり、美しいです。



土曜の晩に開催された「少数民族の暮らしと手仕事|樫永真佐夫先生をお迎えして」
映像とお話の会にも参加してきました。
大好きな国立民族学博物館に在籍しておられる、東南アジア民族学の研究をされている樫永真佐夫先生が
ゲストとしていらしていて、映像を見ながら色々なお話を伺えてとても楽しく貴重な時間を過ごすことが出来ました。



ラオスの人達は、日本人が老後の蓄えと言ってお金を確保しておく様に
自分に必要な一生分の布を体の自由が利くうちに織り貯めておくのだそうです。
ラオスと日本に経済格差があるから、こうして全て最初から手作りのものを作ることが出来ていることに矛盾を感じることもある。
日本ではなかなか難しいし、出来れば中世頃の自給自足の生活に戻りたいという谷さんの言葉が印象的でした。





またまた浦安にて22日まで開催中!!








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by mika---mika | 2013-11-11 11:21 | お気に入り