土筆も顔を出し、瞬く間に春の訪れです。
まだ寒さの残る雨水の頃のある日...
アトリエで、籐でコースターを編むワークショップを開催しました。
全員、籐細工は初めての方ばかりでした。
最初の芯を組むところは初めての方には難しく、編み始めればスイスイ進み同じことの繰り返しで楽しくなります。
間違えたり籐が折れたり、何度もやり直しながら完成。
二つ作っていただきましたが、二つ目は手が少し慣れてきます。
難しかった分、完成時には達成感があります。
編み組み物は、古代から世界中でその土地の素材を用い人々が作ってきた道具。
日本の古いものでは、青森県三内丸山遺跡(さんないまるやまいせき)の縄文ポシェット(約5,500年前)が有名ですが、佐賀県の東名遺跡(ひがしみょういせき)(約8,000年前)で素晴らしい編みかごが見つかったそうです。
グルジアの洞窟からは34,000年前の繊維が見つかったそうなので、その頃から何か織ったり編んだりしていたに違いありません。
そういうものにとても惹かれるのは、そんな記憶がどこかに残っているからかも知れませんね。
楽しんでいただけて、よかったです。
ありがとうございました。